ピストンシールとピストンブーツの劣化
イラストはディスクブレーキの加圧時と除圧時を表したものです。
加圧時、ピストンシールはピストンの前進に応じて変形します。
除圧時、ピストンシールの弾力性でピストンは戻ります。
ピストンシールが劣化すると ↓ ピストンの戻りが悪くなり ↓ 引きずりが起こり易くなり ↓ パッドも早く磨耗する ↓ 早めの交換が必要です
新品
熱で劣化
写真左は、新品のピストンブーツ。写真右は、激しい熱により劣化したピストンブーツです。
ブーツが劣化すると ↓ ピストンの動きに影響がでます
ブーツが破けると ↓ ピストンやキャリパ内面が錆びて、ブレーキが効かなくなる恐れがあります
ミヤコでは、交換時に必要な部品がセットになった、便利なシールキット(キャリパキット)がございます。
写真右は、新品のディスブレーキパッド。左は、ブレーキ摩擦により磨り減ったディスクブレーキパッドです。
摩擦力によりブレーキは制動力を確保しています。
ディスクパットは重要保安部品です。
事故を引き起こす前に早めの点検・交換をお勧めします。
ディスクパットは消耗品!!
厚さ4mmが交換の目安です!!
異音や片効きが発生した時も交換時期です。
ディスクブレーキパッドは消耗品です。パッドの表面からベースプレート(金属)までの厚さが4mm以下になってしまったら交換して下さい。
4mm以下のままで走行し、さらに走行を続けると、ブレーキ摩擦熱のためにベースプレート(金属)までもが熱で変形する場合があります。
これは非常に危険な状態で、変形したベースプレートのためにディスクパッド摩擦材部分がローター(ディスク)にあたる面積が足りず、適正な摩擦力を確保できません。最悪の場合、ブレーキが全く効かなくなってしまいます。